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2015年にカンヌ国際映画祭で発足して以来、「ウーマン・イン・モーション」トークは、人々の思考を刺激し、男女平等の考えを推進し、マインドセットを変える手助けとして、映画祭のプログラムに欠かせないものとなっています。トークは、業界の第一人者にプラットフォームを提供し、ゲストが自らの経験を語りながら、スクリーン上の女性の表現や、映画業界のその他のあらゆる分野について、オリジナリティあふれる啓発的な意見を述べる機会になっています。2015年以降、世界各地で開催された40回以上のトークでは、これまで合計70名以上のゲストを迎えています。
2020年、東京で開催された「ウーマン・イン・モーション」トークでは、映画『朝が来る』の河瀨直美監督、主演俳優の永作博美、井浦新をゲストに迎えました。辻村深月の同名小説を映画化した本作品は、子どもを授かることができず「特別養子縁組」という選択をした夫婦の物語で、2020年カンヌ国際映画祭の公式作品です。
日本の新本社にて収録された本トークにて3人は、日本映画界においての女性の活躍や、日本と欧米の考え方の違いなどについてトークを繰り広げました。また、本作の中心的なテーマである母性や親についても議論されました。
河瀨直美は山形国際ドキュメンタリー映画祭で2つの賞を受賞し、ドキュメンタリー作家としてのキャリアをスタート。その後、1997年のカンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞した『萌の朱雀』、2007年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『殯の森』、近年では『あん』など数多くの作品を手掛けている。2015年にはフランス芸術文学勲章シュヴァリエを受賞。2018年には東京2020オリンピック競技大会公式映画の総監督に抜擢された。
永作博美は、テレビドラマで俳優としてのキャリアをスタートさせた後、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『酔いがさめたら、うちに帰ろう』『夫婦フーフー日記』など数多くの作品に出演。日本アカデミー賞最優秀助演女優賞をはじめ数々の賞を受賞している。
井浦新は、是枝裕和監督作品『ワンダフルライフ』の主演で俳優デビュー。その後も映画やドラマで活躍し、『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』で第22回日本映画プロフェッショナル映画大賞主演男優賞、第8回大阪アジアン映画祭主演男優賞を受賞するなど、活躍の場を広げている。
エミリア・クラーク、キャリー・マリガン、エヴァ・ロンゴリア…映画界の重鎮を多数ゲストに迎えたトークを実施してきました。過去の印象的なディスカッションのハイライトをご覧ください。