「ウーマン・イン・モーション」がKyotographie 2023を支援

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ケリング・グループ

「ウーマン・イン・モーション」がKyotographie 2023を支援

ケリングは3年連続で、「ウーマン・イン・モーション」プログラムを通じて、Kyotographie 京都国際写真祭を支援します。今年、「ウーマン・イン・モーション」は、日本を代表する写真家である石内 都、そして若手作家の頭山ゆう紀の2人の日本人女性写真家を紹介する「透視する窓辺」展を支援します。2023年4月15日から5月14日まで、日本の歴史ある古都で開催されるこのユニークな展覧会をぜひお楽しみください。

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Kyotographie 2023テーマ「BORDER」

ケリング「ウーマン・イン・モーション」プログラムは、写真芸術の新たな視点を提供し、高い評価を得ているアーティストと若き才能が集まる必見の国際的写真祭であるKyotographieを2021年よりサポートしています。今年は「BORDER」をテーマとし、あらゆる生命体が持っていながらも、なかなか目に見えない《BORDER=境界線》を可視化するような展示プログラムが充実しています。


このような背景のもと、「ウーマン・イン・モーション」は、今回の石内 都と頭山ゆう紀による「透視する窓辺」展を支援し、世代を越えた名高いアーティストと新進気鋭のアーティストとの対話を実現します。

 

 

Kyotographie 2023 出展アーティスト

「透視する窓辺」と題した本展は、世代の異なる日本の女性写真家の作品が交差するまなざしを考察画する展覧会です。石内 都が展示する〈 Mother's 〉は、作家の母を一人の女性としてとらえ、母の遺品を撮影しています。頭山ゆう紀は、友人の死をきっかけに撮影を始めたシリーズ〈境界線13〉と、祖母を介護し看取るまでの日々を写した最新作を、展示します。この2人のアーティストによるシナジーと、2人の写真作品がクロスオーバーすることで、環境や状況に左右されることなく、自らを信じ、自分の道を力強く歩んでいくことを人々に訴えます。

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石内 都

群馬県桐生市生まれ。神奈川県横須賀市で育つ。1979年に〈Apartment〉で第4回木村伊兵衛写真賞を受賞。2005年、母親の遺品を撮影した〈Mother’s〉で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出される。2007年より現在まで続けられる被爆者の遺品を撮影した〈ひろしま〉も国際的に評価されている。2013年紫綬褒章受章。2014年には「写真界のノーベル賞」と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。近年の主な展覧会・出版物に、個展「Postwar Shadows」(J・ポール・ゲッティ美術館 ロサンゼルス 2015)、写真集『フリーダ 愛と痛み』(岩波書店 2016)、個展「肌理と写真」(横浜美術館 2017)、個展「石内 都」(Each Modern 台湾 2022)、個展「Ishiuchi Miyako」(Stills エディンバラ 2022)、「六本木クロッシング」(森美術館 東京 2022)などがある。作品は、東京国立近代美術館、東京都写真美術館、横浜美術館、ニューヨーク近代美術館、J・ポール・ゲティ美術館、テート・モダンなどに収蔵されている。


©Ishiuchi Miyako Mother’s #39, Courtesy of The Third Gallery Aya
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©Ishiuchi Miyako Mother’s #5, Courtesy of The Third Gallery Aya
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©Ishiuchi Miyako Mother’s #57, Courtesy of The Third Gallery Aya
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頭山ゆう紀

1983年千葉県生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。生と死、時間や気配など目に見えないものを写真に捉える。自室の暗室でプリント作業をし、時間をかけて写真と向き合うことで時間の束や空気の粒子を立体的に表現する。主な出版物に『境界線13』(赤々舎 2008)、『さすらい』(abp 2008)、『THE HINOKI Yuhki Touyama 2016−2017』(THE HINOKI 2017)、『超国家主義−煩悶する青年とナショナリズム』(中島岳志 著、頭山ゆう紀 写真/筑摩書房 2018)がある。


©Yuhki Touyama
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©Yuhki Touyama
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©Yuhki Touyama

詳細

会期:2023年4月15日~5月14日 ※休館日:水曜日(5/3はオープン)

会場:京都「誉田屋源兵衛 竹院の間」

ウーマン・イン・モーションとKyotographie

2015年にカンヌ国際映画祭の一環として発足した「ウーマン・イン・モーション」プログラムは、2017年より日本でも取り組みを開始し、映画監督・河瀨直美との最初の「ウーマン・イン・モーション」トークを始め、日本の名だたる映画祭への支援も実施しました。以来、「ウーマン・イン・モーション」は女性の才能に光を当てるための取り組みを強化し、写真など芸術・文化の新たな分野へと活動を広げています。

 

Kyotographieとのパートナーシップは2019年より始動し、2021年に「ウーマン・イン・モーション」は第9回Kyotographieにて、MEP(ヨーロッパ写真美術館)による「MEP Studio(ヨーロッパ写真美術館)による5人の女性アーティスト展 ─ フランスにおける写真と映像の新たな見地」を支援しました。Kyotographieでの本展覧会を支援することで、「ウーマン・イン・モーション」は、写真の世界で活躍する女性を支援する取り組みをさらに発展させていきます。また、芸術文化のあらゆる分野で男女不平等が問題となっている現在、写真分野に限らず、芸術・文化全般において女性の貢献や認識について議論を促しています。