2022 ヨーロッパ文化遺産の日: ケリング本社(セーヴル通り40番、旧ラエネック病院)で 展覧会を開催

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    2022年9月08日木曜日

    2022 ヨーロッパ文化遺産の日: ケリング本社(セーヴル通り40番、旧ラエネック病院)で 展覧会を開催

    9月17日~18日、ケリングはヨーロッパ文化遺産の日に7年連続で参加し、パリ・セーヴル通り40番の旧ラエネック病院にあるケリング本社を一般公開します。また、17日の夜にはイベントも開催します。

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    ケリングがこの歴史ある敷地を一般公開した2016年以来、ピノー・コレクションは毎年このイベントをサポートしてきましたが、今年はベルギー人アーティスト、エディス・デキントの作品を集めた展覧会を開催します。また今回は初めて、文化や芸術に対する女性の貢献に光を当てるケリングの「ウーマン・イン・モーション」プログラムの一環としてこの展覧会を行います。

     

    さらに、ケリングとバレンシアガは旧ラエネック病院のイーストクロスエリアにて、クリストバル・バレンシアガが手掛けたアーカイブの作品を展示し、メゾンの歴史を掘り下げつつ、受け継がれてきた「テキスタイルの伝統」の新たな一面を発見する貴重な機会を提供します。

     

     

     

    セーヴル通り40番、旧ラエネック病院

     

    セーヴル通り40番は、パリの文化遺産の中でも至宝というべき存在の一つです。この場所は2000年までラエネック病院として使用されていましたが、建築物の傑作と謳われるこの建物は病院で過ごす人々のニーズにこたえるために繰り返し改築され、元の姿から様変わりしていたため、大規模な改修プロジェクトが行われました。

     

    こうした背景のもとで行われた改修プロジェクトは、極めて複雑で難しいものとなりました。この建物を支える精神をないがしろにせず、また一方でルイ13世の時代に建てられた礼拝堂など保護区域に登録されたエリアを守りながら、修復作業は進められました

     

    ラエネック病院があったこの場所には、2016年からケリング・グループと傘下ブランドのバレンシアガの本社が置かれています。ケリングはこの場所の再生と用途変更に積極的に貢献し、建築的な特性と歴史的な価値に最大限の敬意を表しています。

     

    今年で39回目を迎え、「サステナブルな文化遺産」をテーマに開催されるヨーロッパ文化遺産の日に際し、ケリングはこの特別な場所の歴史を広く知ってもらうと共に、あらゆる世代の人々が文化遺産を保存し、その価値をさらに向上させることの重要性を認識できるよう取り組んでいます。

     

     

     

    Aria of Inertia」展:ベルギー人アーティスト、エディス・デキントとピノー・コレクションがタッグを組んだ新たな展覧会

     

    ピノー・コレクションとケリングは今年、エディス・デキントの作品を揃えた個展を開催しますが、今回初めて「ウーマン・イン・モーション」プログラムの一環として展覧会を開くことを大変誇りに思います。「Aria of Inertia」と題されたこの展覧会では、ピノー・コレクションの収蔵作品と、旧ラエネック病院の礼拝堂という大変ユニークな空間のために制作された新作が展示されます

     

    外見と現実、主観と自然、生気のないものと生きているものなど、これまで分け隔てられてきたものを再解釈して表現するエディス・デキントの作品は、私たちの予見や習慣を再考し、しっかりと見据えるよう働きかけます。彼女はアーティストとして、人間のあるべき姿と環境との関係を常に見直しているのです。

     

    礼拝堂で展示される作品の一つは振付付きで、ヨーロッパ文化遺産の日の期間中にしか見ることができません。

     

    ケリングは本社という場で現代アーティストのモノグラフを展示することで、文化や芸術の世界で活躍する女性たちへのコミットメントを一層強化しています。2015年に映画界から始まった「ウーマン・イン・モーション」プログラムは、その後、特にアルル国際写真フェスティバルとのパートナーシップを通じて写真にも取り組みの対象を広げ、さらに音楽、振付、アート、デザインの世界へと広がっています。

     

     

     

    バレンシアガの展覧会:「Des robes, au-delà du temps

     

    2001年、バレンシアガは、作品の保存、プロモーション、創造を目的としたアーカイブ・ヘリテージ部門を設立し、スペインの巨匠クリストバル・バレンシアガによる作品の保存と収集に関する方針を打ち立てました。現在、このヘリテージ部門の充実したコレクションには、バレンシアガが手掛けた900点を超えるアイテムが収蔵されています。

     

    ヨーロッパ文化遺産の日の一環として、バレンシアガはアーカイブからユニークな作品を厳選し、光を当てたいと考えました。分解されたものや酸化したもの。あるいは切り開かれたり、変色したりしたものや、未完成の作品。これらのアイテムの展示を通じて、クチュール作品の骨格を研究し、組み立てやフォルム、動きを理解する機会を提供します。なお、これらのアイテムはダメージを受けやすくなっているため、正確かつ慎重に扱わなければなりません。また、経年劣化を遅らせたり色あせた素材に新しい命を与えたりすることができる中性の素材を使用するなど、さまざまな技術を活用して保存を行っています。このような機会は貴重であり、この「記憶の考古学」が過去の証となるだけでなく、未来の創造へのインスピレーション源にもなることでしょう

     

    本社を巡るツアーは、これらの厳選されたアイテムを目にすることができる大変貴重な機会となります。一部のドレスは過去と現在との活気に満ちた対話を通じ、2022年7月に発表されたメゾンの「51stクチュール・コレクション」にインスピレーションを与えました。また、歴史あるこれらの作品とあわせて、今回のコレクションのプレゼンテーションの模様を撮影した動画も上映される予定で、現代のクチュールを呼応させつつ、クリストバル・バレンシアガの先鋭的なスタイルとデムナのクリエイティブにおける革新的なビジョンとの調和を表現します。

     

    さらに、イベントがある週末を通じて、修復師たちが本社でアーカイブ・ヘリテージ部門のアイテムを扱い、時間の経過とともにダメージを受けやすくなっていくクチュール作品の保存技術を披露します。

     

     

    詳細情報

    9月17日~18日の午前10時から午後7時まで(最終入場は午後6時)。なお、17日の夜は午後10時まで(最終入場は午後9時)。

     

     

    ケリングについて

    ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、 ドド、キーリン。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。

     

     

    お問い合わせ

    プレス窓口

    Emilie Gargatte | +33 1 45 64 61 20 | emilie.gargatte@kering.com

    Eva Dalla Venezia | +33 1 45 64 65 06 | eva.dallavenezia@kering.com

     

     

    Pinault Collection

    Dimitri Besse | +33 1 42 72 60 01 | dimitri@claudinecolin.com

     

    株式会社ケリング ジャパン

    コミュニケーション&メディア

    産形 利恵 | rie.ubukata@kering.com

    田村 絵李 | eri.tamura@kering.com

     

     

    Credit: Sophie Alyz

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