0 の検索結果0件 ""
ファッション業界とそのサプライチェーンは農業で作られる原材料を使用しています。そのため、土地の劣化、自然生態系の変化、生物多様性の損失とは直接的な関連があります。再生可能な農業はこのような環境悪化の防止と逆転を可能にし、大気中のCO2削減に加え、気候変動に対する二酸化炭素吸収源として機能する健全な土の回復にも役立つアプローチです。また、再生可能な原材料の使用は、ファッション業界に循環経済を構築するための3つの重要な原則の1つでもあります。だとすれば、原材料調達時に再生可能な農業システムを利用することは、ビジネスを根本から変える可能性があるといえるでしょう。そのため、ケリングはセイボリーの「フロンティア・ファウンダー」の一員となり、Land to Marketプログラムの一環として原材料の再生可能な製造の推進と支援に取り組むとともに、セイボリーが開発したEOVTM(環境に関する成果の検証)という方法論を活用し、
繊維やレザーを扱うケリングのサプライチェーンが放牧システムに由来するウールやカシミアなどを取り扱うことを推進していきます。EOVは生態系の機能の指標を測定し、土地の全体的な健康とこのような原材料の生産をサポートする放牧システムを解明することを目的としています。その結果得られる科学と実験に基づいたデータは、農業従事者にとって、再生可能な放牧から得られる環境上の成果の実現とより良い判断の決定をするための重要な情報です。
この共同活動の一つの要素として、ケリングとセイボリーは、ケリングが利用できる農場の新しいネットワークを確認・構築していきます。このネットワーク内に再生可能な供給を構築する最初のステップとして、ケリングは調達に関して重要な地域に注目し、農業従事者が自分の土地で環境に関するプラスの結果を追求して示していくことをセイボリーと共にサポートします。これによりケリング・グループは、重要な原材料の検証と農場へのトレーサビリティ提供ができる持続可能な調達のための解決策を手に入れることができます。さらに、その結果得られる農場のネットワークは、他社が続いていける修復と再生が可能な業務に向かう道筋を示し、ファッション業界とラグジュアリー業界のサプライチェーンに幅広く組み込むことができます。
『再生可能な農業は、環境に対する影響を軽減しながらサプライチェーンと共にプラスの結果を達成しようというケリングのサステナビリティに対する志を後押しする非常にメリットの多い解決策です』と、ケリングでサステナビリティ・チーフ・オフィサー兼国際機関渉外担当者を務めるマリー=クレール・ダヴォーは言います。『ケリングはセイボリーと協力し、自然を基盤とした画期的な解決策を先駆けて導入することを誇らしく思っています。これは、生物多様性や気候変動についてファッション業界が影響を及ぼす世界的な課題を解決することに広い範囲で貢献しようというケリングの約束の一部なのです』。
『さまざまな分野で増えてきたフロンティア・ファウンダーの一員として、私たちはケリングを非常に歓迎しています』と、セイボリー研究所のCEO、DanielaIbarra-Howell氏は言います。『これはファッションが前進するための重要な一歩で、ケリングのリーダーは、再生可能な結果に基づく調達に取り組もうとする先見の明があると感じています。この協力関係は農業従事者と消費者にとっての勝利であり、もちろん、私たち全員が依存している環境にとっての勝利でもあります』。
ケリングについて
グローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱う、選び抜かれたラグジュアリーブランドを擁しています。グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン、ユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ、ケリングアイウェア。シグネチャーである、«empoweringimaginationイマジネーションをその先へ»のとおり、ケリングは想像力を伸ばし、明日のラグジュアリーを創造することで、ブランドがその可能性を最もサステナブルな方法で実現するよう後押ししています。2017年には108.16億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で29,000人に上ります。
セイボリー研究所について
米国で501(c)(3)に登録済みの慈善団体、セイボリー研究所は、ホリスティック・マネジメント(全体的な管理)に基づく世界中の草原の大規模な再生に取り組んでいます。セイボリーの国際ネットワーク「ハブ」の協力を得て、セイボリー研究所は世界中の農業従事者や牧場主に教育、訓練、実施支援を提供し、文化的・環境的な状況を踏まえた成功を目指しています。また、方針の通知、市場参入、普及啓発を通じ、大幅な進歩に向けた状況の改善と障害の排除も進めています。セイボリーは長期的な目標として、2025年までに10億ヘクタールの草原に対し積極的な管理を進め、その結果、世界的な気候、水、食糧の保全に貢献することを掲げています。セイボリー本部の住所:1500 28th Street, Boulder, CO 80303。Tel:303.327.9760。研究所に関するその他のニュースと情報はこちら:www.savory.globalとFacebook.
Press Contacts
Kering
Emmanuelle Picard-Deyme
+ 33 (0)1 45 64 61 87 emmanuelle.picard-deyme@kering.com
Mich Ahern (International)
+ 44 (0) 7984 684 454 mich.ahern@gmail.com
日本での連絡先
ケリングジャパングループコミュニケーション
産形利恵 +81(0)3 3486.2157 rie.ubukata@kering.com
Savory
Sarah Eykyn
+1 205.239.6445 sarah@freshideasgroup.com
www.kering.com
Twitter: @KeringGroup
LinkedIn: Kering
Instagram: @kering_official
YouTube: KeringGroup
www.savory.global
Facebook: @savory.global
Twitter: @savoryinstitute
LinkedIn: Savory Institute
Youtube: Savory Institute