ケリングとカンヌ国際映画祭が 2023年「ウーマン・イン・モーション」エマージング・タレント・アワードをスイス人のカルメン・ジャキエ監督に授与

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    2023年5月12日金曜日

    ケリングとカンヌ国際映画祭が 2023年「ウーマン・イン・モーション」エマージング・タレント・アワードをスイス人のカルメン・ジャキエ監督に授与

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    今年で第9回となる「ウーマン・イン・モーション」の一環として、ケリングとカンヌ国際映画祭は自身のキャリアにおいて初めて長編映画を監督した将来有望な女性監督にエマージング・タレント・アワードを授与します。
    この賞では、次の映画プロジェクトの制作を支援する5万ユーロの助成金も贈られます。同賞は2019年以降、前年の受賞者が次の受賞者を選んでおり、今年はスウェーデン人のニンジャ・サイバーグ監督がスイス人のカルメン・ジャキエ監督を選出しました。

     

    授賞式はカンヌで5月21日に開催される「ウーマン・イン・モーション」オフィシャルディナーの場で行われ、女優のミシェル・ヨーが「ウーマン・イン・モーション」アワードを受賞します。両賞は、ケリングの会長兼CEOであるフランソワ=アンリ・ピノー、カンヌ映画祭会長のイリス・ノブロック、カンヌ国際映画祭ディレクターのティエリー・フレモーによって授与されます。

     

    「この賞を、特にニンジャ・サイバーグのような先見性とインスピレーションに満ちた監督から頂けることをとても嬉しく思います。『ウーマン・イン・モーション』のおかげで、女性同士の連帯感を得ることができました。それは感動的であり、内省や反抗、発信に対する私の欲求に希望を与えてくれるものです。初めての長編映画『Thunder(英題、原題は“Foudre”)』のために、私の元で力の限りを尽くしてくれた技術者やプロデューサー、脚本家、女優、俳優など、すべての人たちに対して格別の思い入れを抱いています」 カルメン・ジャキエ

     

    ニンジャ・サイバーグは選考理由を説明するにあたり、この作品について次のように語っています。「『Thunder』は信じられないほど美しく、人生を肯定する画期的な映画であり、セクシュアリティ、神、痛み、贖罪に関する従来からの考え方に挑戦しています。この作品において、カルメン・ジャキエは主人公の女性に対して絶対的に誠実であり、この映画は真に女性的な目線で物事を見つめています。この賞を彼女に引き継ぐことができ、とても光栄です」

     

    カルメン・ジャキエは、3人の友人と制作した最初の短編映画『Bouffe-moi(原題)』以来、女性を縛り付ける制約について考察してきました。2011年にはローザンヌ州立美術学校(ECAL)での卒業制作である『Le tombeau des filles(原題)』がロカルノ国際映画祭で銀豹賞を受賞しています。このテーマは、彼女の他の短編映画においても根底を成しています。

     

    2015年5月にケリングがカンヌ国際映画祭とのパートナーシップの一環として開始した「ウーマン・イン・モーション」は、その後、カンヌのオフィシャルプログラムに欠かせない存在となり、一連のイベントを通じて世界中でその取り組みの輪を広げています。毎年、カンヌで開催されるこのイニシアチブではインスピレーションあふれる人物や才能ある若い女性たちを表彰しています。エマージング・タレント・アワードは、映画界で活躍する若い女性監督の制作活動を支援するために賞金5万ユーロを用意し、これまでにレイラ・ブジッド(チュニジア)、ガヤ・ジジ(シリア)、アイダ・パナハンデ(イラン)、マイサルーン・ハムード(パレスチナ)、カルラ・シモン(スペイン)、エヴァ・トロビッシュ(ドイツ)、マウラ・デルペロ(イタリア)、シャノン・マーフィ(オーストラリア)、ニンジャ・サイバーグ(スウェーデン)の8人の将来有望な女性監督の活動に光を当て、支援してきました。

    一方、「ウーマン・イン・モーション」アワードは、映画界を代表する人物のキャリアと献身を評価するもので、これまでにジェーン・フォンダ(2015年)、スーザン・サランドンとジーナ・デイヴィス(2016年)、イザベル・ユペール(2017年)、パティ・ジェンキンス(2018年)、コン・リー(2019年)、サルマ・ハエック(2021年)、ヴィオラ・ディヴィス(2022年)が選ばれ、今年はミシェル・ヨーの受賞が決定しています。

    カンヌ国際映画祭とのパートナーシップが9年目を迎える今年、ケリングは、2022年にエマージング・タレント・アワードを受賞したニンジャ・サイバーグに敬意を表し「ウーマン・イン・モーション」の公式ポスターに同氏を起用しています。

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    ジェンダー平等は、ケリングのコミットメントの中核にあるものです。「ウーマン・イン・モーション」は、映画界の表舞台、そしてその裏側で活躍する女性たちの貢献、そしてより広く文化や芸術に対する女性たちの貢献を際立たせることを目的としています。

     

     

    カルメン・ジャキエについて

    1985年、スイス・ジュネーブ生まれ。グラフィックデザインと写真を学んだ後、初の短編映画『Bouffe-moi』を監督。その後、ローザンヌ州立美術学校(ECAL)に入学し、卒業制作『Le tombeau des filles』で2011年ロカルノ国際映画祭銀豹賞を受賞。同校の卒業後は実験映像、音楽、パフォーマンスなどさまざまな分野で活動する女性アーティスト集団Aamenの中で、イメージや編集を追求しています。これまでに、『Le bal des sirènes』や欲望の形成と発信の水面下でのつながりを描いた三部作の締めくくりとなる『La rivière sous la langue』などの短編映画を監督しています。2015年に制作に参加した共作による長編映画『Heimatland』は、ロカルノ国際映画祭に出品されました。2018年、スイス・ニヨンの国際ドキュメンタリー映画祭に出品されたアーティストのエマニュエル・アンティルによる映画『A Bright Light: Karen and the Process』では撮影監督を務めています。ジャキエにとって初の長編映画『Foudre』は、トロント国際映画祭のプラットフォーム部門でワールドプレミア上映されました。同作品は、マラケシュ国際映画祭での監督賞をはじめ、さまざまな国際映画祭で10以上の賞を受賞しています。次回作『Les paradis de Diane』は、チューリッヒの監督ヤン・ガスマンとの共作となる予定です。


     

    ウーマン・イン・モーションについて

    ケリングは、女性に対するコミットメントや取り組みを、グループの優先事項の中心の一つに据えています。クリエイティビティこそが変革を生み出す最も強い力の一つであるものの、依然として男女間の不平等が顕著である芸術や文化の世界に「ウーマン・イン・モーション」プログラムは取り組んでいます。
    2015年、ケリングはカンヌ国際映画祭において、映画界の表舞台、そしてその裏側で活躍する女性たちに光を当てることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。以来、このプログラムは写真を始め、アート、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動の幅を広げています。「ウーマン・イン・モーション」アワードは、各分野で活躍する、インスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰しています。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供しています。
    過去9年間、「ウーマン・イン・モーション」は文化・芸術分野における女性の地位と評価について、考え方を変え、考察するためのプラットフォームとして選ばれてきました。
     

     

     

    ケリングについて
    ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(”Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。
     

     

     

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    Credits Gareth Cattermole Contour by Getty Images

     

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