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2019 年 5 月 19 日(日) の「ウーマン・イン・モーション」オフィシャルディナーにて、ケリング会長兼 CEOフランソワ=アンリ・ピノー、カンヌ国際映画祭会長ピエール・レスキュール、総合代表ティエリ・フレモーによるアワードの発表および贈呈を予定しています。
中国映画界を代表する女優、コン・リーは、その非凡なキャリアによって世界中で評価されてきました。彼女はベルリン、ヴェネツィア、カンヌなどの主要な国際映画祭で成功を収めた初の中国人女優であり、彼女の演技は批評家から大絶賛されてきました。また、映画産業での輝かしい業績と魅力的なパーソナリティによって、世界中の多くの映画祭で審査員も務めています。
彼女は、チャン・イーモウやチェン・カイコー、マイケル・マンなど多くの著名な映画監督の下で主演を務め、作品に魅力と成功をもたらしてきました。カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したチャン・イーモウの『活きる』や、パルム・ドールを受賞したチェン・カイコーの『さらば、わが愛/覇王別姫』で見せた印象的な演技とともに、彼女の名は永遠にカンヌ国際映画祭に刻まれることでしょう。
また、旺盛な独立心で知られる彼女は、常にステレオタイプに嵌め込まれることから逃れて、力強い女性だけを演じてきました。『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のボンドガールの役を断った際には、「提案された女性キャラクターは、十分に自己表現をする素材としては少し複雑さに欠けるものでした。私は常に芯に強さのある
女性を選び、彼女たちが何かに抗う姿を幅広く演じてきました」と述べています。
自身の強いビジョンと希望を表現し続けてきたコン・リーは、映画産業においてさらなる評価を得ることになります。2019 年 5 月 19 日、フランソワ・アンリ・ピノー、ピエール・レスキュール、ティエリ・フレモーから「ウーマン・イン・モーション」アワードが彼女に贈呈されます。
「オーディエンスからの愛情や敬意が私たち女優の翼となり、進むべき道を果敢に切り拓く力をくれます。『ウーマン・イン・モーション』アワードの受賞は、私にとって非常に光栄なことです。映画を作ることは私の人生の根幹であり、作品や情熱を共有し続けられることに心から感謝しています」 コン・リー
「ウーマン・イン・モーション」アワードは、毎年映画界の第一線で活躍する女性たちのキャリアや功績をたたえてきました。過去の受賞者は次の通りです。ジェーン・フォンダ (2015 年)、ジーナ・デイヴィス、スーザン・サランドン(2016 年)、イザベル・ユペール (2017 年)、パティ・ジェンキンス (2018 年)
ヤング・タレント・アワード
「ウーマン・イン・モーション」ヤング・タレント・アワードでは、これまで 5 人の前途有望な女性の作品を取り上げ、1作品につき 50,000 ユーロの副賞を進呈しています。過去にはレイラ・ボウジティ (Leyla Bouzid)、ガヤ・ジジ(Gaya Jiji)、アイダ・パナハンデ (Ida Panahandeh)、マイサルーン・ハムード (Maysaloun Hamoud) が受賞しており、2018 年の受賞者カルラ・シモン (Carla Simón)によって 2019 年はエヴァ・トロビッシュ (Eva Trobisch)が選ばれました。
「女であることは時に素晴らしく、時に疲れるものです。この映画を撮ることも、素晴らしく、そして疲れるものでした。受賞は純粋に素晴らしく、とても光栄です」 エヴァ・トロビッシュ
『All Good』は、このドイツ人監督による初の長編映画です。困難な状況にもかかわらず被害者になることを拒み、なりたい自分になる権利を手に入れようとする現代の女性の物語です。4 月 3 日の公開後すでに多くの賞を獲得し、ロカルノ、テッサロニキ、マラケシュ、アンジェの映画祭で高い評価を得ています。ヤング・タレント・アワードの受賞と助成金はエヴァ・トロビッシュの今後の映画制作を助けることでしょう。
選考にあたりカルラ・シモンは次のように述べています。
「この映画は永遠に私の中に残るでしょう。私が過去に見てきた中で、最もリアリスティックな性的暴行の描写であり、深い敬意と感動、そして疑問をもたらします。自分自身を振り返させられ、また、作品は素晴らしい知性を持って語られています。俳優たちの演技は非常にすばらしく、特にアンネ・シュワルツによる繊細で陰影のある演技は圧倒的です。エヴァ・トロビッシュは人間を理解する上で特別な感受性を持っているようです。今後を追いかけたいフィルムメーカーです」
コン・リーについて
コン・リーは、1997 年から 2018 年の間に、 第 50 回ベルリン国際映画祭および第 59 回ベネチア国際映画祭の審査委員長を務めました。また、第 50 回カンヌ映画祭で審査員を務めたほか、第 16 回東京国際映画祭、第 17 回上海国際映画祭、第 55 回金馬奨で審査委員長を務めました。
映画史を通じて、コン・リーが主演した映画は、欧州で開催される三つの主要な国際映画祭において、最優秀賞を受賞しています。初主演作の『紅いコーリャン』は、第 38 回ベルリン国際映画祭で金熊賞(最優秀作品賞)を受賞しました。また、コン・リーが第 49 回ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した『秋菊の物語』は、同映画祭で金獅子賞(最優秀作品賞)も受賞しました。第 47 回カンヌ映画祭では、コン・リー主演の『さらば、わが愛/覇王別姫』
がパルム・ドール(最優秀作品賞)を受賞しています。その後、第 24 回モントリオール世界映画祭では、コン・リーが最優秀女優賞と特別賞(ワールド・フィルム・アーティスト・アチーブメント)を受賞しました。第 26 回香港電影金像奨では最優秀女優賞、第 77 回ニューヨーク映画批評家協会賞 では個人賞を受賞しています。また、中国で最も権威のある二つの賞、金鸡奖を 2 回、百花奖を 3 回受賞しています。コン・リーは、フランス文化省の芸術文化勲章コマンドゥールを授与され、「人類の文化と芸術に影響を与えた 16 人のアーティスト」にも選出されました。
エヴァ・トロビッシュについて
1983 年東ベルリン生まれのエヴァ・トロビッシュは、演劇界および映画界でアシスタントとして働いた後、2009 年、ミュンヘンで映画製作を学びました。その後、ニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツに進学して脚本を学び、そしてロンドン・フィルム・スクールの脚本修士課程を 2015 年に修了しました。”All Good(オール・グッド)”は、修士課程における最終プロジェクト。現在はベルリンで活動しています。
「ウーマン・イン・モーション」について
ケリングは、カンヌ国際映画祭のオフィシャルパートナーとして、2015 年に「ウーマン・イン・モーション」を発足させ、映画界の表舞台や舞台裏で映画界に貢献する女性に光を当て、男女平等の実現に向けた取り組みを推進するためのプラットフォームを作りました。このプログラムのトークを通じて、スクリーンの中や映画産業全般における、女性の表現について著名人らが意見を交わす機会を提供しています。また、アワードは、刺激を与える人物や若く才能ある女性に授与されます。「ウーマン・イン・モーション」は発足以来、世界中に展開され、あらゆる文化や芸術分野にまで拡大しています。プログラム発足以来、50 回以上のトークがカンヌで開催され、70 人以上の映画産業に影響を与える人物達に自らの意見を発表する機会を提供しています。
ケリングについて
ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うメゾン、およびケリングアイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、 ドド、キーリン、ユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ。シグネチャーである、«empowering imagination イマジネーションをその先へ»のとおり、ケリングは想像力を伸ばし、明日のラグジュアリーを創造することで、ブランドがその可能性を最もサステナブルな方法で実現するよう後押ししています。
詳しくは
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