0 の検索結果0件 ""
1月22日の旧正月を祝して、ケリングは中国の女性現代水墨画家であるペン・ウェイ(彭薇)を招き、クロスオーバー・アートプロジェクトを展開しました。ケリングとのコラボレーションにより完成したペン・ウェイの作品は伝統的な美学と現代的な感覚が一体となり、生物多様性の価値を伝えながら、新年の繁栄を祝福しています。
中国現代美術界の旗手であり、墨を用いた創作で名高いペン・ウェイの作品は中国の伝統的な絵画の手法と非常に現代的なビジョンに基づいて制作され、作品は絵画、インスタレーション、映像、アニメーションなど多岐にわたります。
今回のケリングとのコラボレーションで、ペン・ウェイは自身の代表作である「Letters from a Distance」シリーズをベースにした絵画とアニメーションによるインタラクティブな作品「That Year」を制作しました。この作品は生命に満ちあふれながら、禅によって調和する自然環境を描いています。
この縦置きの絵画作品には、いくつもの流れを重ねながら落ちていく滝と、高い山の草むらを飛び跳ねるウサギ、岩場を進む鹿、葉の茂る枝の上で羽を休める鳥、清流で水を飲む馬などが、軽やかなタッチで描かれています。山の頂上では、いにしえの衣装に身を包んだ夫婦が花火を打ち上げています。この伝統的な手法を超えた繊細なタッチは、実り多い新年への祈りとエコロジカルな未来への展望を見事に融合させています。
ペン・ウェイとのコラボレーションは、創造性を高め、地域の物語を探求するというケリングの意欲的な取り組みを表しています。また、文化や芸術に貢献する女性に光を当てるケリングの代表的なプログラム「ウーマン・イン・モーション」を通じて女性アーティストを支援するというケリング・グループの長期的なコミットメントを反映しています。「ウーマン・イン・モーション」は2015年にスタートして以来、芸術の分野で活躍し、私たちの世界観を変革してきた女性たちの創造性とそのユニークな才能に焦点を当ててきました。
また、このコラボレーションは、ケリングが15年以上前に戦略の中心に据えた「環境に配慮し、生物多様性を保護しながら事業活動を行う」という現在も変わらず注目を集めるテーマを反映しています。「Crafting Tomorrow's Luxury(未来のラグジュアリーを創造する)」というシグネチャーのもと、ケリング・グループは環境負荷の低減、生物多様性の回復、そしてこの未来への旅にステークホルダーも巻き込むことを目的とした具体的な取り組みに着手するため、確固たるサステナビリティのロードマップに取り組んできました。
ペンによるクロスオーバーアートの作品は、印刷された旧正月のグリーティングカードのほか、バーチャルアニメーション、DIYが楽しめるグリーティングカードキット、インタラクティブなWeChatゲーム、現代的な魅力あふれるその他のデジタルプレゼンテーションなどでご覧いただけます。この伝統ある祝祭のシーズンに寄せて、ケリングは人と自然の“Symbiotic Harmony”(共生的調和)というビジョンを通じて中国の人々とのつながりをより充実させ、豊かな新年を迎えることを目指しています。
ペン・ウェイ(彭薇)について
1974年四川省成都生まれ。現在は北京に居を構え、創作活動を行う。南開大学にて哲学の修士号を取得。
ペン・ウェイは中国の伝統的な絵画の手法と非常にパーソナルなビジョンをベースに制作に取り組んでいます。伝統的な考え方を今の時代や西洋と結びつけ、過去と現在との間にバランスを見出そうとしています。歴史に裏打ちされた伝統ある手法を現代の国際的なアートの手法と対話させ、中国の古典的な水墨画の伝統を打ち崩し、発展させたことで高い評価を得ています。時間、地理、伝統を超えたパーソナルな物語を重ねることで奇抜な現実を表現する彼女の作品は、文化的なアイデンティティ、理性的な面での帰属意識、ジェンダーの問題を問いかけています。
2000年に「Stone」シリーズでアーティストとしてのキャリアをスタートさせて以来、絵画、インスタレーション、映像、アニメーションなどさまざまなアートの媒体を駆使した創作により「Robe」「Good Things come in Pairs」「Letters from a Distance」「Seven Nights」「Hi-Ne-Ni」「We All Need Stories」など数々のシリーズを完成させたペン・ウェイは、中国の革新的な現代水墨画家として国際的にも高い評価を得ています。
ニューヨーク、クリーブランド、香港、台北、北京、蘇州の美術館などで、数多くの個展が開催されているほか、アジア、欧州、北米、オーストラリアで開かれた大規模な現代美術展でも作品が展示されています。また、2014年に「Letters from a Distance」シリーズがシンガポール美術館のAPB Foundation Signature Art Prizeに選出されたほか、2022年にはCAACのMost Outstanding Asian Artist Awardを受賞しています。
ペン・ウェイの作品は、ボストン美術館、サンフランシスコ・アジア美術館、クリーブランド美術館、プリンストン大学美術館、ブルックリン美術館、香港の「M+」美術館、中国国立美術館、香港美術館、蘇州美術館、広東美術館、何香凝美術館、北京画院美術館、シグコレクション、DSLコレクション等に収蔵されています。
ケリングについて
ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(”Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。
Kering China
Yun JIANG + 86 (21) 6185 3683 yun.jiang@kering.com
Vanessa LIU + 86 (21) 6407 0066 vanessa.liu@fleishman.com
Eowyon CHENG + 86 (21) 6407 0066 eowyon.cheng@fleishman.com
日本でのお問い合わせ先
株式会社ケリング ジャパン コミュニケーション&メディア
産形 利恵 rie.ubukata@kering.com
田村 絵李 eri.tamura@kering.com
Credits: That Year, Peng Wei