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左から:現代水墨画家のペン・ウェイ、ソプラノ歌手のファン・イン、ダンサー兼振付師のドゥアン・ニー
2023年1月10日、ケリングは上海の浦東美術館にて「ウーマン・イン・モーション」のメンターシップ・プログラムをスタートさせました。次世代の才能ある女性アーティストが自己表現し、ベテランの識者たちの経験や見識から学ぶためのプラットフォームを作ることを目的としたこのプログラムでは、アーティスト同士が世代を超えて深い議論を展開し、中国の現代アート界で活躍する女性たちのクリエイティビティに秘められた大きな可能性を示しました。
ビジュアルアーツ、舞台芸術(ダンス、演劇)、映画、音楽、文学、建築、デザインなど、さまざまな分野から選ばれた21名の若い女性アーティストが、ソプラノ歌手のファン・イン(黄英)、現代水墨画家のペン・ウェイ(彭薇)、コンテンポラリーダンサー兼振付師のドゥアン・ニー(段妮)という異なる分野で活躍する著名アーティストとのメンター・セッションに参加しました。
当日の午後はグループごとのセッションやパネルディスカッションが行われ、自身のキャリアにおける決定的瞬間やブレイクスルー、キャリアプランについて、示唆に富んだトークが繰り広げられました。
3人のメンターは同世代の女性アーティストの模範としてそれぞれの分野ですばらしい功績を収め、ゆるぎない地位を確立しています。また、芸術的な経験を継承していくという使命を共有し、取り組みを行っています。
メンターという役割を3人とも快く引き受け、自身のキャリアパスにおける経験やアートの創造における見識を分かち合い、次世代にインスピレーションを与えてくれました。
ファン・インは、芸術分野での成功は才能と情熱、努力、そしてメンターが適切なタイミングでもたらす有益な指導と親切なサポートにあると確信している、と力強く訴えました。
ペン・ウェイは「創作には、才能と勤勉さが不可欠です。ですが、最後の一歩で飛躍するためには、十分に準備した上で、ではありますが、運とタイミングが重要です。今日ここに集まった若い女性アーティストの皆さんは、それぞれの分野で才能を発揮し、努力を重ねています。彼女たちが近い将来、それぞれの『飛躍』を実現し、さらなる成功を収めるのを楽しみにしています」とコメントしました。
ドゥアン・ニーは、新進気鋭の女性アーティストたちに次のようなアドバイスを送りました。「疑念や困難に直面したときは、いかに自分の作品をより良くし、より深みのあるものにするかということに焦点を当て、探求し続けることが大切です。信念を貫くことが非常に重要です。本物の信念は、本能的なものです。それを保つために戦う必要はなく、ただ耳を傾けるだけでよいのです」。
このセッションには、ケリン・グレーターチャイナ社長のジンキン・サイも出席し、冒頭の挨拶で次のようにコメントしました。「『ウーマン・イン・モーション』は長年にわたり、女性アーティストによる芸術の創造と探求に寄り添い、力を与えることで支援に力を尽くしてきました。中国における『ウーマン・イン・モーション』の最新の取り組みとして、このメンターシップ・プログラムはさまざまな分野、立場で活躍する人材の力を活用して女性アーティストにインスピレーションを与え、創造性を高めると共に、芸術的伝統の世代を超えた継承を支援することを目指しています。」
メンターから指導を受けた21名は、「ウーマン・イン・モーション」メンターシップ・プログラムによって、世代の異なる女性アーティストのコミュニティを築き、自己を表現し、アイデアを交換し、お互いを刺激し、力を与えられる場ができたことを評価しました。
メンターについて
ファン・イン(黄英):軽やかな歌声のコロラトゥーラ・ソプラノ、オペラ・アーティストとして知られるファン・インは、オペラ映画『蝶々夫人』で中国人声楽家として初めてヒロインを演じ、称賛されました。以来、メトロポリタン歌劇場、ケルン歌劇場、ベルギー・ブリュッセルの王立モネ劇場、デンマーク王立歌劇場、中国国家大劇院などの歌劇場に出演しています。
ペン・ウェイ(彭薇):現代水墨画家のペン・ウェイは、歴史に裏打ちされた伝統ある手法と現代の国際的なアートの手法を合わせ、中国の古典的な水墨画の伝統を崩し、発展させたことで高い評価を受けています。時間、地理、伝統を超えたパーソナルな物語を重ねることで奇抜な現実を表現する彼女の作品は、文化的なアイデンティティ、理性的な面での帰属意識、ジェンダーの問題を問いかけています。ペン・ウェイは2000年のデビュー以来、絵画、インスタレーション、映像、写真などさまざまなアートの媒体を駆使していくつものシリーズ作品を完成させており、中国の水墨画の伝統的なフォーマットと物質性に立脚した作品を世に送り出しています。
ドゥアン・ニー(段妮):ダンサー兼振付師のドゥアン・ニーは、国際的なカンパニーに招聘された中国人初のモダンダンサーです。自身の身体に備わる包容力であらゆるアイデアとスタイルを受け入れ、独自の身体言語と特性を形成してきました。ダンス教育の先駆者であるヤン・メイチー女史率いる北京舞踊学院(広東校)のモダンダンス振付科で学び、かつては上海金星舞踊団、ロンドンのアクラム・カーン・カンパニー、ニューヨークのシェン・ウェイ・ダンス・アーツで踊った経験をもちます。2008年、TAOダンスシアターの創設メンバーとして、ダンサー兼アーティスティック・ディレクターを務めました。また、2021年にはダンスと振付の世界における女性の創造性を称えた第1回「ウーマン・イン・モーション・アット・ウェストバンド」プロジェクトに参加しています。
「ウーマン・イン・モーション」について
ケリングは、女性に対するコミットメントや取り組みを、グループの優先事項の中心の一つに据えています。クリエイティビティこそが変革を生み出す最も強い力の一つであるものの、依然として男女間の不平等が顕著である芸術や文化の世界に「ウーマン・イン・モーション」プログラムは取り組んでいます。
2015年、ケリングはカンヌ国際映画祭において、映画界の表舞台そしてその裏側で活躍する女性たちに光を当てることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。以来、このプログラムは写真を始め、アート、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動の幅を広げ、世界中で数々のパートナーシップやイニシアチブを実施しています。(アルル国際写真フェスティバル、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」、上海「West Bund」など) 「ウーマン・イン・モーション」アワードでは、各分野で活躍する、インスピレーションを与えた人物や才能ある若手女性たちを表彰しています。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供しています。
過去8年間、「ウーマン・イン・モーション」は芸術分野における女性の地位と評価について、考え方を変え、考察するためのプラットフォームとして選ばれてきました。
2021年にWeChatのサブスクリプション・アカウントを立ち上げて以降、「ウーマン・イン・モーション」は季節のイベントを超えて拡大し、映画、音楽、ダンス、絵画、建築、文学や新しいアートといった分野で女性の創造性を刺激するストーリーを伝える常設のコンテンツプラットフォームを提供しています。
ケリングについて
ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエアを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(”Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。
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