0 の検索結果0件 ""
ケリングは、自然資源の持つ価値をビジネスにおいて考慮し、取り入れることを促進するため、グループ全体の環境損益計算書の 内容を公表しました
ケリングは、本日、サプライチェーンまで含むグループの営業活動全域において発生する環境負荷を貨幣価値で計算する革新的 な試みである環境損益計算書(E P&L)1 の内容を公表しました。加えて、ケリングは、ケリングで採用した E P&L の方法論を公表し、他の企業が、自社の活動が自然資本に与える負荷を理解するためのツールとして今後利用することを推奨しています。今回の公 表は、自然資本の企業会計と、環境会計のためのグローバル基準法を開発するための分野を超えた業界としての取り組みである 自然資本プロトコル 2の開発に寄与する考えを元にしています。
E P&L を通して、ケリングでは原材料の調達から、流通、店舗での販売を通して製品がお客様の手に渡るまでの、企業活動におけ る自然資本に対する負荷を分析しました。この査定により、自社の営業活動内容についてより理解が深まるとともに、より優れた判 断を行う基準が可視化されます。結果、企業では環境負荷を減らす試みが可能になるとともに、原材料の質や、確保出来る量の 変化など、サプライチェーンにおける動きに対応できるようになります。
“ケリングでは、E P&L の試みを全て公表することにしました。自然資本の枯渇に対して策を講じるという、このレベルの課題になる と、透明性を持ち、企業の垣根を越えて協力し合っていくことが必要だからです。”と、ケリング会長兼 CEO フランソワ=アンリ・ピノ ーはコメントしました。加えて、”私たちの E P&L は、社内において既に、よりサステイナブルなビジネスモデルに向けて私たちを鼓舞 するツールとなっています。この E P&L と、より広義における企業自然資本会計が、企業活動が環境に対してもたらす負荷を認識 するため、企業にとって今後欠かせないものになると確信しています。環境負荷のかかり方、かかる場所を理解することができるの はもちろん、そこにビジネスの機会を見出し、より多くの情報をもとに、気候変動がもたらす現在、そして未来の環境上の課題を考慮 した安定的なビジネスのための戦略的な判断を下すことが可能になります。”と言い添えています。
ケリングの E P&L 方法論 及び 2013 年のグループレポートは、ケリングの各ブランドと PwC の協力のもと作成され、企業が E P&L を作成するために必要となる 7 つのステップの概要を網羅しています。レポートは 2013 年のデータに基づくグループ連結の E P&L 査定結果で、この結果を受け、グループ、またはブランドレベルで自然資本への負荷を減らすために既に講じられた施策につ いても公表されています。企業にとって、E P&L 会計は、サステナビリティに関する測定基準と方法論となるものです。E P&L は財 務上の決算やレポートとは無関係で、サプライチェーンまで含む企業活動の全域において、環境変化に直面する社会に対してかか っている負荷を計測する新しい手法です。温室効果ガス排出、水の使用量、水と空気の汚染、廃棄物の量、またケリングの営業活 動における土地利用変化(店舗、オフィス、輸送)を通して環境負荷が計測されており、また原料調達から生産にいたるまでのサプ ライヤーの活動においても同様の内容が計測されています。*
2013 年度 E P&L 会計結果:
貨幣価値で計算されたケリング グループ全体の E P&L レポートと方法論をダウンロードする(英語)
今回の結果を一般の水準と比較すると、同業種の平均的な企業活動と同じ状況で原料調達を行った場合、ケリングの E P&L 査 定結果における環境負荷は 40% 高くなると考えられます。4
.ケリングでは業界の平均的水準よりも環境負荷を低く抑制することに 成功しており、同規模の売り上げのグローバル企業と比較しても、ケリングの環境負荷は 45%以上も少ないと考えられています。
E P&L の分析の結果を受け、一連のサステナビリティに関する取り組みの一環として、ケリングではキーとなる原材料の生産をより サステイナブルな方法で行い、製造プロセスを革新的方法で解決し、店舗や設備、製品の輸送をより効率的に運用することに注力 してきました。ケリングが、ブランドとそのサプライチェーンにおいて実施してきたこれらの活動詳細は、レポート内で紹介されています。
“E P&L の分析は、私たちのビジネスに非常に重要な洞察をもたらすものですー環境負荷を減らすため、ビジネスのどの部分にお いて革新的ソリューションを見出し、実行するべきなのかが可視化され、ビジネスに新しい機会を創出してくれます。” とケリング チ ーフサステナビリティオフィサー兼公務部長マリ=クレール・ダヴォは語りました。”ケリングでは、同業者やステークホルダーに向け て、この活動を公表し、透明性を持たせることが大切だと考えています。私たち自身のビジネスやサプライチェーンを超えて、抜本 的なサステナビリティソリューションを見出し、より幅広く社会全体や環境によい影響をもたらすためには、周囲との協力が不可欠で あるからです。”
1環境損益計算書(E P&L)では、企業の営業活動における環境負荷をサプライチェーンまで含めて分析するもので、これらの活動が環境変化に対しても たらした負荷を貨幣価値で算出します。
2自然資本プロトコルは、自然資本に対するビジネスの負荷や依存度を理解、可視化することでビジネスの方法を改善することを試みるものです。自然資 本プロトコルは 2016 年の発表が予定されており、企業が、各営業活動において、環境負荷と依存度を計測、数値化するための明確なガイダンスが提示 されます。
3自然資本とは、空気、土壌、生物多様性、地質学上のリソースなど地球上の自然環境システムの資源を指しています。この資源は、経済、社会の基 盤となるもので、直接的、または間接的に人々に価値を生み出しています。
4 PwC による分析に基づく
About Kering ケリングについて
アパレルとアクセサリーのカテゴリーに特化したグローバルリーダーであるケリングは、選び抜かれたラグジュアリーブランドとスポーツ&ライフスタイルブラ ンドを展開しています:グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、サンローラン、アレキサンダー・マックイーン、McQ、バレンシアガ、ブリオーニ、クリストファー・ケイン、ス テラ・マッカートニー、トーマス・マイヤー、セルジオ・ロッシ、ブシュロン、 ドド、ジラール・ペルゴ、ジャンリシャール、ポメラート、キーリン、ユリス・ナルダン、プ ーマ、ボルコム、コブラ、エレクトリック、トレトン
シグネチャーである«empowering imagination イマジネーションをその先へ »のとおり、ケリングは想像力を伸ばしていくことによって、ブランドが最もサス テイナブルな方法でポテンシャルを実現するよう後押ししています。120 以上の国でビジネスを展開して 2014 年には 100 億ユーロの収入を達成し、グ ループ社員の数は年度末時点で 37,000 人に上ります。ケリング(旧社名 PPR)はユーロネクスト・パリに上場しています(FR 0000121485, KER.PA, KER.FP)。
日本でのお問い合わせ先
株式会社 ケリング ジャパン グループコミュニケーション部
静川昌子
Atsuko Shizukawa / +81 (0)3 3486 2157 / atsuko.shizukawa@kering.com
Websites:
Disclaimer 免責事項
ケリングが発表した環境損益計算書(E P&L)は、経済活動が環境に与える負荷を財務基準で測定する、ケリングが開発した方法論のもと作成されまし た。E P&L はケリングが発表している環境保護のための一連のコミットメントと、サステナビリティへの取り組みにおいて先駆的存在であることの証明と言え るでしょう。他社を牽引する存在として、ケリングでは、他の企業が追随して営業、経済活動を見直し、環境負荷を軽減することが出来るようその方法論 とツールを一般企業向けに公開しています。特質として、E P&L は決算発表と同様の正確性を保証するものではなく、財務上の監査の対象となるもので はありません。ケリングの財務情報については、リファレンス・ドキュメントや、他に公表されている情報をご参照ください(正式な情報はこのように公表され ています)。E P&L はケリングの過去、現在、未来の財務上のパフォーマンスとは無関係です。E P&L は記載されている金額をオフセットする負債やイン プライド・コスト、権利を意味するものではなく、何らかの支給や、賃貸貸借表に記載しないコミットメントに繋がるものではありません。ケリングでは、E P&L 内の情報やデータについて、明示的または黙示的な保障は行いません。ケリングと、その従業員は E P&L とその内容、また E P&L に関するこのプレゼ ンテーションや他の情報、資料を利用して発生した過失や損失に一切の責任を負いません。