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2012年より、ケリングはグループの直接的な事業活動とサプライチェーン全体に関連する環境負荷を測定し、製品デザイン、調達先の決定、製造の研究開発に役立てています。2020年にはEP&Lのメソッドをさらに強化し、ラグジュアリー製品に対する消費者の製品ケアと廃棄行動による環境負荷を把握するため、製品の使用と製品寿命を分析に加えました。
EP&Lの範囲を拡大したことで、グループはゆりかごから墓場まで製品の全ライフサイクルを理解し、数値化することができるようになりました。これらの一次結果によると、消費者による製品の使用と製品寿命が環境負荷全体の12%を占めています。環境負荷の大部分は使用期間に発生しており(99%)、これには温室効果ガスの排出を伴う最大の環境負荷が含まれます(49%)。
全体を見ると、ケリンググループの2020年EP&Lは、2019年に比べ絶対値で23.7%減少しました。これには新型コロナ感染拡大により生産施設、物流プラットフォーム、店舗ネットワークが一時的または部分的に閉鎖したことも一部影響しています。一方、コロナ禍においても、サステナビリティへのケリングの取り組みが引き続きフットプリントの削減をけん引していることがEP&L分析によって示されています。試算では、2019年から2020年にかけてEP&Lの原単位が7%減少しました。この結果には、持続可能な原材料の調達と製造・工業プロセスの効率化に焦点を当てたグループのサステナビリティへの取り組みの有効性が反映されています。2020年EP&Lの結果を大局的に分析すると、グループは2015年から2020年の間に、自社のオペレーションとサプライチェーン全体でEP&Lの原単位を33%削減し、2025年までに- 40%という削減目標に向けて、順調に推移しています。
2020年グループEP&L報告書はこちらから。デジタルEP&Lはこちらから。