ケリングが第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」授賞式を開催

絞り込み
日付
セクション

0 の検索結果0件 ""

    • kering
    • ニュース
    • ケリングが第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」授賞式を開催
    2024年2月26日月曜日

    ケリングが第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」授賞式を開催

    ケリングは、グローバルイノベーションプラットフォームのPlug and Playチャイナと共同で2024年春夏の上海ファッションウィーク期間中の2023年10月16日に、浦東美術館にて 第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」授賞式を開催しました。

    「ケリング・ジェネレーション・アワード」授賞式

    左から:Plug and PlayチャイナCEO兼マネージングパートナー兼エグゼクティブ・ディレクターのJieping XU、Cobbler's Suggest創業者のYi YAN、PhaBuilderイノベーション・センター デピュティ・ディレクターのmingkai CAO、PhaBuilder共同創業者のYuxuan LAN、ケリング会長兼CEOのフランソワ゠アンリ・ピノー、Yi Design共同創業者のYi YINとYi ZHENG、ケリング チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者のマリー゠クレール・ダヴー、ケリング・グレーターチャイナ社長のジンキン・サイ

    ケリングは、グローバルイノベーションプラットフォームの Plug and Playチャイナと共同で、2024年春夏の上海ファッションウィーク期間中の2023年10月16日に、浦東美術館にて第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」授賞式を開催しました。

     

    「ケリング・ジェネレーション・アワード」は、ケリングの2025年に向けたサステナビリティ戦略のもと、イノベーションのための重要なイニシアチブの一つとして中国でスタートしました。環境と社会にポジティブなインパクトをもたらし、代替原材料やグリーンサプライチェーン、小売、サーキュラーエコノミーにおける課題に取り組む中国のスタートアップ企業を表彰・支援し、ファッション業界全体の変革を推進することを目的としています。

     

    「完全なる循環へ(Coming Full Circle)」をテーマとする第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」は、循環型の原材料、循環型の製品デザイン、循環型のビジネスモデルという3つの方向性に焦点を当てています。本賞は、これらの要素がリデザイン(再設計)、リユース、リサイクル、リジェネレイト(再生)、レコグニション(認知)という5つのポイントにおいて、いかに達成されているかを評価します。また、ファッション業界のサプライチェーン全体を網羅したサーキュラーエコノミーにおける包括的な取り組みを検証し、業界から消費者までを対象とした手法やソリューションについて議論します。

     

    昨年12月に3回目となる本アワードがスタートして以降、180を超える企業が応募し、選考プロセスと授賞式開催までの約10か月の期間中、さまざまな取り組みが実施されました。今年7月には、深圳市商務局と南山区工業情報化局の支援のもと、「サーキュラーファッションのためのイノベーション」をテーマに、グレーターベイエリア(粤港澳大湾区)のスタートアップ企業を対象としたロードショーが深圳で開催されました。9月には、ケリングと中欧国際工商学院(CEIBS)によるイノベーション・アクセラレーション・キャンプにトップ10のファイナリストが参加し、各々のイノベーション能力を高めながら、最終アワードを競い合いました。

     

    中国のアドバイザリー委員会と国際的な審査委員会による選考と評価に基づき、中国のスタートアップ企業3社が選出され、授賞式で表彰されました。

    Yi Design

    中国の磁器の中心地である景徳鎮から世界へ、Yi Designは、セラミックの廃棄物の高付加価値利用を実現するサプライチェーン全体によって、リサイクル不可能なセラミック片に新たな命を吹き込み、1位に選出されました。

    PhaBuilder

    2位に選出されたPhaBuilderは、最先端の合成バイオテクノロジーに基づき、食品以外のバイオマス廃棄物からポリヒドロキシアルカン酸(PHA)などの革新的な素材を開発しています。

    Cobbler's Suggest

    デジタルツールと皮革修理の職人技を組み合わせたCobbler's Suggestは、アフターサービスという革新的なビジネスモデルで3位に輝きました。

    ケリング会長兼CEOのフランソワ゠アンリ・ピノーとケリング チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者のマリー゠クレール・ダヴーによって、各アワードが受賞者に授与されました。

     

    世界的な影響力を持つサステナビリティのパイオニアとして、ケリングは多様なリソースを動員し、スタートアップ企業がグローバルな舞台で交流を促進し、ビジョンを実現するための優れたプラットフォームを構築します。1位のアワード受賞者には10万ユーロが贈られるほか、上位3名の受賞者は、パリのケリング本社に招待され、グループのサステナビリティ専門家の指導を受け、ケリングのサステナビリティ・エコシステムを体験する機会を得ます。また、ケリングとPlug and Playの支援により、業界のリーダーや投資家陣と接する機会も手にします。

     

    授賞式では、ファッション、学術機関、サステナビリティ、イノベーションの各分野の第一人者が招かれ、それぞれの見識を披露しました。また、フランソワ゠アンリ・ピノー(ケリング会長兼CEO)は、作家でOWSpaceの創設者でもあるXU Zhiyuan氏と「イノベーションとヘリテージ」というテーマで対談を行いました。「文化と循環」をテーマとしたパネルディスカッションでは、Shawey Yeh(Yehyehyeh創設者)、デニス・チャン(キーリン創設者兼クリエイティブ・ディレクター)、Yi Yin(Yi Design共同創設者)、Zhi Lu(北京大学保全生物学教授、北京大学自然と社会センター エグゼクティブ・ディレクター、中国科学技術協会<CAST>名誉会員、中国女性科学技術協会<CWAST>副会長)、Huanzheng Du(同済大学生態文明・循環経済研究所所長)は、文化というレンズを通して、サステナビリティにおける人道的価値と実践について探求しました。

     

    ケリングの社名変更10周年を記念して、授賞式では、グループの歴史やサステナビリティ戦略、「ウーマン・イン・モーション」、旧頤和園から返還されたブロンズヘッドのストーリーなど、サステナビリティや文化面におけるグループの最近の取り組みを紹介するスペースが設けられました。

     

    「サステナビリティは必要不可欠なものです。リーダーシップを発揮する機会でもあり、ビジネスとしても理にかなっています。複雑でグローバルな問題に直面している私たちは、業界内での協力を強化し、力を合わせて解決策を見出さなければなりません。中国における『ケリング・ジェネレーション・アワード』の成功は、国境を越えてサステナビリティのイノベーションを推進することが、現在の環境問題の解決策のひとつであることを示しています」 フランソワ゠アンリ・ピノー、ケリング会長兼CEO

     

    「今年で3回目を迎える『ケリング・ジェネレーション・アワード』は、製品や資源の生産、使用、ライフサイクルの延長の方法を再考する中国のスタートアップ企業を奨励するため、『完全なる循環へ(Coming Full Circle)』というテーマを選びました。数々の業界ならではのインサイトやソリューションが目立ち、真のイノベーションのインパクトが実証されているのを目にして感激しました。このアワードが今後も国際社会をつなぎ、変化を加速させることを願っています」 マリー゠クレール・ダヴー、ケリング チーフ・サステナビリティ・オフィサー兼渉外担当責任者

     

    「ケリングは、このアワードを基盤に、新たなサーキュラーエコシステムを形成し、国内外の革新的なパイオニアたちを集めました。私たちは業界の変革を促進するために、共創、交流、パートナーシップにコミットし続けます」 ジンキン・サイ、ケリング グレーターチャイナ社長

    ケリング・ジェネレーション・アワードについて

     

    ケリングは2017年から、グループのサステナビリティ戦略の一環としてグローバルイノベーションプラットフォームのPlug and Playと提携し、欧州で「Plug and Play - Fashion for Good」アクセラレーターを立ち上げ、ファッション業界のチェーン全体で革新的なソリューションを発掘すると共に、「代替原材料からリサイクル技術まで」という視点を通じて製品寿命を延ばすといった新しい考え方を追求しています。

     

    ケリングのビジョンである「Crafting tomorrow's luxury(明日のラグジュアリーを創造する)」に従い、2018年12月に中国で発足した「ケリング・ジェネレーション・アワード」は中国のスタートアップ企業を対象に、代替原材料、サプライチェーンのグリーン化、小売と使用、サーキュラーエコノミーといった分野における課題に取り組み、環境と社会にポジティブな影響をもたらすことができる企業を表彰・支援することを目的としています。

     

    2021年に実施された第2回「ケリング・ジェネレーション・アワード」は生物多様性とその先に焦点を当て、きれいな水の確保、健康な土壌の構築、野生動物や動物福祉の支援、ファッションと自然とのつながりに関する知識の啓蒙といった分野で活躍するスタートアップ企業を発掘しました。

     

    2022年12月、ケリングは「完全なる循環へ」をテーマに第3回「ケリング・ジェネレーション・アワード」の実施を発表し、ファッション業界のあらゆるつながりにおいて、完全なサーキュラーエコノミーの発展を推進していきます。2023年10月16日に上海で授賞式が開催されました。

     

    『完全なる循環へ』について

     

    2021年5月、ケリングは報告書『完全なる循環へ』を発表しました。この報告書は、循環型社会への総合的なアプローチに対するケリング・グループの抱負をまとめたものです。本報告書では、気候変動戦略や生物多様性戦略に沿って、ケリングのブランドがこれまでに実施したサーキュラリティに関する具体的な取り組みが紹介されています。透明性を高める努力に沿い、資源や製品の生産、使用、製品寿命の延長の方法を再考することを目指すケリング・グループのサステナビリティ戦略の一環として本報告書が発表されました。

     

    進捗レポートおよび新たな目標について

     

    サステナビリティとは、環境とエコロジーの観点から、より長期的、総合的、かつ本格的なサステナビリティを約束するもので、約15年以上前からケリングの戦略の中核に位置づけられています。ケリングのサステナビリティ戦略は、グループのブランドにも組み込まれており、「ケア」「コラボレート」「クリエイト」の3つの柱にまたがった目標に支えられています。

     

    グループのサステナビリティ戦略「Crafting Tomorrow's Luxury」発表から6年が経過した2023年3月、ケリングは「2020-2023 サステナビリティ進捗レポート」を発表しました。また、グループは2021年を基準として、2035年までに温室効果ガスの絶対排出量を40%削減するという新たなコミットメントを発表しました。この新たな目標は、温室効果ガス・プロトコルのスコープ1、2、3をカバーするもので、2050年までに、温室効果ガス排出量ネットゼロ達成を目指しています。

     

     

    ケリングについて

     

    ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンおよびケリング アイウエア、ケリング ボーテを擁するグローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、ドド、キーリン、ジノリ1735。戦略の中心にクリエイティビティ(創造性)を掲げるケリングは、サステナブルで責任のある方法により未来のラグジュアリーを築きながら、各ブランドがそれぞれの創造性を自由に表現することを可能にしています。このような信念が「イマジネーションをその先へ」(“Empowering Imagination”)というケリングのシグネチャーに込められています。また、2022年には204億ユーロの売上高を達成し、グループ社員の数は年度末時点で47,000人に上ります。

     

    Plug and Playについて

     

    Plug and Playの前身は、1998年にカリフォルニア州パロアルトのユニバーシティ・アヴェニュー165で生まれ、インターネット大手であるGoogleやPayPal、Dropboxを始めとする多くの企業を支援・育成してきました。Plug and Playは2006年シリコンバレーにて設立され、現在では世界で50以上の国と地域でオフィスを構え、世界中で1,600社以上のスタートアップに投資しています。2016年に設立されたPlug and Playチャイナは、現在、北京(中国本社)、上海、深圳の3つの地域でイノベーション・センターを擁しています。Plug and Playチャイナは、企業改革、都市改革、技術投資、イノベーションという4つの活動をメインとして運営しています。現在までに、 Plug and Play は100社を超える業界の大手企業と連携し、1,700社以上のスタートアップ企業を支援し、ApplyBoard、AutoX、Flexiv、ZiFiSenseなど150社以上のスターアップに投資しています。

     

    CEIBSについて

     

    中欧国際工商学院(CEIBS)は、中国政府と欧州連合(EU)が、1994年に共同で設立し、上海交通大学とEFMDがパートナーを務めています。CEIBSは上海、北京、深圳、ガーナのアクラ、スイスのチューリッヒにキャンパスを擁し、「China Depth, Global Breadth(中国の奥深さ、世界の広大さ)」を熟知した責任あるリーダーの育成に取り組んでいます。中国、ヨーロッパ、そして世界における交流と協働のための重要なプラットフォームとしての役割を担っています。同校はMBA、ファイナンスMBA、EMBA、グローバルEMBA、ホスピタリティEMBA、DBA(スイス)、エグゼクティブエデュケーションプログラムを提供しています。ファイナンシャル・タイムズ紙のグローバルMBAプログラムランキングでは6年連続でトップクラスに、グローバルEMBAリストでは5年連続でトップ5にランクインしています。CEIBSは、世界の90以上の国・地域から集まった26,000人以上の卒業生を輩出しており、またこれまで世界中で20万人以上のエグゼクティブにマネジメントトレーニングを提供してきました。

     

    上海ファッションウィークについて

     

    上海という大都市を代表するイベントとして名高い上海ファッションウィークは、100年の歴史を持つファッションの都、上海が培ってきた都会的な伝統と文化への信頼に支えられながら、その位置づけにおいて「地方と海外のビジョンの統合」、「創造的デザインと商用化とのバランス」という哲学を堅持しています。この20年間

    で、単にファッションを見せるプラットフォームから、ファッション業界全体を貫くファッション・エコロジー全体を見渡す存在へと進化し、「世界で最もダイナミックなファッションウィーク」と評されるようになりました。
     

    申し訳ありません。一致する結果は見つかりませんでした。