ケリング株主に対するプーマ株式の現物分配プロジェクトについてケリングはラグジュアリー分野の純然たる主要プレイヤーとしての地位を強化します
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2018年1月11日、ケリング取締役会は、グループが現在所有するプーマの発行済み株式の86.3%のうち約70%を、ケリング株主の皆様に現物分配するプロジェクトを提起することを全会一致で決定しました。
このプロジェクトが実行されると、ケリングが保持するプーマの発行済み株式はおよそ16%となります。また、現在ケリングの株式を40.9%保有するアルテミス社が、プーマの長期戦略的株主として29%の所有権を持つこととなります。これにより、プーマの浮動株式は約55%に増加することとなります。
以前から予定されていた本プロジェクトにより、ケリングは、業界トップクラスの収益性をさらに高め、ラグジュアリー業界における純然たる主要プレイヤーとしての地位を強化します。グループの目標は、高いキャッシュフロー創出と強固な財務状態を活用して、クチュール、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチの強力な各メゾンの拡大・発展を続けていくことにあります。
想定通りにプーマ株式の分配が完了すると、浮動株式の増加と株式市場での存在感の拡大から、世界トップレベルのアイコン的スポーツブランドの価値創造の潜在性はより一層高まり、ケリング株主の皆様はその恩恵を直接享受することが可能となります。独自のDNAと、革新と創造性の伝統を持つプーマは、「Forever Faster」という改革プランの成功により結果を生み始め、現在増収の勢いを確実にし、収益性を向上させています。さらに、プーマの経営陣は、その成功戦略を続行し、ブランドに成長をもたらし、将来的な収益性を高め続けることに全力を注いでいます。
ケリング会長兼CEOのフランソワ・アンリ・ピノーは、次のように述べています。「以前から予定されていたケリング株主の皆様へのプーマ株式の分配は、グループ史上、重要な節目となるでしょう。ケリングは、所属する高級メゾンの発展に専心しています。大胆な創意と革新性の上に築き上げられてきた各ブランドの不朽の魅力により、私たちはマーケットシェアを一層拡大させ、価値を生み出し続けることができるのです。
今回のプロジェクトにより、ケリング株主の皆様は、プーマの将来的な価値創出から利益を直接受けられるようになります。私たちは、これまでプーマの再建を支援してきたことを誇りに思います。プーマは現在、グローバルマーケットでのその特徴的な活力を最大限に活用できる比類ない能力を持っています。そして、才能と情熱あふれる経営陣の指揮の下、実質的な成長を達成する準備ができています。私たちは、これまで、プーマの輝かしい未来のために強固な基礎を築いてきました。プーマの主要株主となるアルテミス社と重要少数株主となるケリングの両社が全面的にサポートをするということは、戦略的・財務的目標を達成し続ける同社の能力に対する揺るぎない自信の表れでもあります」
ケリングは直ちにこの情報を発信し、状況に応じ該当法規に準じて関連する労使協議会の代表者との協議プロセスを開始する予定です。
プーマの株式をケリング株主の皆様に現物分配するという最終提案は、現在審査中で、2018年4月26日に開催される年次総会で、ケリング株主の皆様の投票に付される予定です。今後も随時進展を発表してまいります。
ケリングについて
グローバル・ラグジュアリー・グループであるケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うラグジュアリーブランドとして選び抜かれたラグジュアリーブランドを擁しています。グッチ、ボッテガ・ヴェネタ、サンローラン、アレキサンダー・マックイーン、バレンシアガ、ブリオーニ、クリストファー・ケイン、McQ、ステラマッカートニー、トーマス・マイヤー、ブシュロン、ドド、ジラール・ペルゴ、ポメラート、キーリン、ユリス・ナルダン。ケリングはまたスポーツ＆ライフスタイルブランドであるプーマ、ボルコム、コブラも展開しています。シグネチャーである、«empowering imaginationイマジネーションをその先へ»のとおり、ケリングは想像力を伸ばしていくことで、ブランドがその可能性を最もサステナブルな方法で実現するよう後押ししています。120以上の国でビジネスを展開、2016年には123.85億ユーロの収入を達成し、グループ社員の数は年度末時点で40,000人に上ります。ケリングはユーロネクスト・パリに上場しています。(FR 0000121485, KER.PA, KER.FP)
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