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2019年に初めて開催されて以来、「ウーマン・イン・モーション」は東京国際映画祭にてトークを開催することにより、映画界で活躍する女性にスポットライトを当て続けています。 ケリングのプログラム「ウーマン・イン・モーション」は、2022年、2023年に毎年秋に実施されるこの世界的イベントに登場し、2024年もまた開催が予定されています。
東京国際映画祭における「ウーマン・イン・モーション」トークは4回目の開催となります。2019年に開催した第1回目では俳優の寺島しのぶ、写真家・映画監督の蜷川実花、アーティストのスプツニ子!、2022年は映画監督の是枝裕和、俳優の松岡茉優、昨年は俳優のペ・ドゥナ、水川あさみ、プロデューサーの鷲尾賀代が登壇しました。
2024年11月1日、TOHOシネマズ 日本橋にて、菊地凛子、磯村勇斗、岡野真紀子を迎え「ウーマン・イン・モーション」トークが開催されました。二人の俳優とプロデューサーは、それぞれの経験をふまえながら、日本の映像制作や業界における女性の働き方について意見を交換しました。また、是枝裕和監督が冒頭にオープニングスピーチを行いました。トークの模様をご覧ください。
東京国際映画祭にて「ウーマン・イン・モーション」トークを開催
菊地凛子は1981年生まれの俳優。『バベル』、『パシフィック・リム』、ドラマ「TOKYO VICE」などの作品で国際的に高い評価を受け、主演を務めた『658km、陽子の旅』(2023年)では第25回上海国際映画祭最優秀女優賞を受賞。
磯村勇斗は1992年生まれの俳優。『ヤクザと家族 The Family』(2020年)、『劇場版「きのう何食べた?」』(2021年)で、第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。多岐にわたるジャンルで存在感を見せ、映画『月』(2023年)では、第47日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。
岡野真紀子はWOWOWにて数々の話題作のプロデューサーを務め、2017年に放送ウーマン賞、70回芸術選奨文部科学大臣新人賞 放送部門を受賞。2021年、Netflixに入社し、エグゼクティブプロデューサーとして日本発のオリジナル作品を多数手掛ける。
Women In Motion Talk at the 36th Tokyo International Film Festival
長年にわたる取り組み
2015年、ケリングはカンヌ国際映画祭にて、カメラの前と後ろで活躍する女性たちに光を当てることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。以来、このプログラムは写真を始め、アート、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動の幅を広げています。「ウーマン・イン・モーション」アワードは、各分野で活躍する、インスピレーションを与えた人物や新たな女性の才能を表彰しています。また、トークイベントやポッドキャストでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供しています。
「ウーマン・イン・モーション」とTIFF
東京国際映画祭における「ウーマン・イン・モーション」トークは3回目の開催となります。2019年に開催した第1回目では俳優の寺島しのぶ、写真家・映画監督の蜷川実花、アーティストのスプツニ子!、2022年に開催した第2回目では是枝裕和監督、俳優の松岡茉優が登壇しました。
3つの異なる見解を探る
本年、日韓の映画界をリードする3人、俳優のペ・ドゥナ、水川あさみ、プロデューサーの鷲尾賀代を迎え、「ウーマン・イン・モーション」トークを開催します。才能あふれる3人のアイコンが韓国、日本、そしてハリウッドの映画界における女性の役割、そしてその課題と未来について、独自の視点から語ります。また、今回のトークでは、2018年のカンヌ国際映画祭のパルムドールをはじめ、国内外で数々の賞を受賞している映画監督・是枝裕和がオープニング・スピーチを行います。
1999年、『リング・ウィルス』でスクリーンデビュー。2000年『ほえる犬は噛まない』でブレイクし、国内でキャリアを積む一方、『クラウド アトラス』などハリウッドにも進出。また、『空気人形』、『ベイビー・ブローカー』など是枝裕和監督の作品でも馴染み深い。この8月には『あしたの少女』が日本公開された。
1997年、『劇場版 金田一少年の事件簿 上海人魚伝説』でスクリーンデビュー。主演作『滑走路』や『喜劇 愛妻物語』が高い評価を受け、数々の映画賞を受賞。2022年『おとこのことを』で監督業に進出。2023年は『沈黙の艦隊』、『唄う六人の女』など話題作が続く。『霧の淵』が公開待機中。
WOWOWに入社後、映画部を経て、2011年に米・LA事務所を開所し、メジャースタジオを含む契約交渉と、国際共同制作を手がける。マーティン・スコセッシ監督、ヴィム・ヴェンダース監督、ロバート・レッドフォード監督とのドキュメンタリー作品などをはじめ、今年シーズン2の撮影を終えたHBO Max(現Max)との共同制作作品「TOKYO VICE」などに参加している。
2015年、ケリングはカンヌ国際映画祭において、映画界の表舞台そしてその裏側で活躍する女性たちに光を当てることを目的とし、「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。以来、このプログラムは写真を始め、アート、デザイン、音楽、ダンスの分野にも活動を広げています。「ウーマン・イン・モーション」アワードでは賞を通じて、各分野で活躍する、インスピレーションを与えた人物や才能ある若手女性たちを表彰しています。また、トークイベントでは、著名人がそれぞれの職業における女性の立場について意見を交換する機会を提供しています。
TIFFの公式プログラムとして「ウーマン・イン・モーション」トークが開催されるのは、女優の寺島しのぶ、映画監督・写真家の蜷川実花、アーティストのスプツニ子!が登場した2019年に次ぎ今年で2回目となります。今年は2018年のカンヌ国際映画祭パルム・ドールをはじめ、国内外の数々の賞を受賞している映画監督・是枝裕和と、是枝監督の『万引き家族』などに出演し、その演技力が高く評価されている女優・松岡茉優を迎え、映画評論家の立田敦子がファシリテーターとして登場します。
才能溢れる2人が、監督と女優という異なる立場から、日本映画界における女性の役割や課題、未来について語り合います。
是枝裕和(映画監督)
1962年東京生まれ。87年早稲田大学第一文学部卒業後、テレビマンユニオンに参加し、主にドキュメンタリー番組を演出。14年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げる。主な監督作品に、『誰も知らない』(04/カンヌ国際映画祭男優賞)、『空気人形』(09/カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品)、連続ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(12)、『そして父になる』(13/カンヌ国際映画祭審査員賞)、『海街diary』(15/カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品)、『万引き家族』(18/カンヌ国際映画祭パルムドール、第91回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)、日仏合作映画『真実』(19/ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品)。22年、最新作の韓国映画『ベイビー・ブローカー』が第75回カンヌ国際映画祭男優賞、エキュメニカル審査員賞をW受賞。
松岡茉優(女優)
1995年生まれ、東京出身。子役からキャリアを積み、『桐島、部活やめるってよ』『悪の教典』(ともに12)や、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で注目を集め、『ちはやふる』3部作(16,18)やNHK大河ドラマ「真田丸」(16)に出演。『勝手にふるえてろ』(17)で映画初主演し、第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した是枝裕和監督の『万引き家族』(18)に出演し、第42回日本アカデミー賞では、『勝手にふるえてろ』で優秀主演女優賞、『万引き家族』で優秀助演女優賞を受賞。近年の作品は、『蜜蜂と遠雷』(19)『ひとよ』(19)『劇場』(20)『騙し絵の牙』(21)『ヘルドッグス』(22)など。是枝監督が総合演出を務める2023年配信予定のNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』にも出演。