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映画界における男女の不平等を解消するため、ケリングは2015年に「ウーマン・イン・モーション」を発足しました。このプログラムは、映画界で活躍する女性たちの作品を紹介するものです。クリエイティビティと文化こそが変化の強力な推進力となることを確信し、ケリングは2016年にマダム・フィガロ・アルル・フォトグラフィー賞を支援し、「ウーマン・イン・モーション」のプログラムを写真の世界へ拡大しました。2019年、ケリングはアルル国際写真フェスティバルと提携し、「ウーマン・イン・モーション」を実施し、共同で、「ウーマン・イン・モーション」ラボと、女性写真家に光を当てることを目的とした「ウーマン・イン・モーション」フォトグラフィー賞を創設しました。第1回「ウーマン・イン・モーション」フォトグラフィー賞は、アメリカの写真家、スーザン・マイゼラスが受賞しました。
第3回目となる今回のフォトグラフィー賞は、ロシア系ガーナ人アーティスト、リズ・ジョンソン・アルトゥールが受賞しました。リズ・ジョンソン・アルトゥールは、1964年生まれのロンドンを拠点に活動するロシア系ガーナ人の写真家です。1991年以来、世界中のアフリカン・ディアスポラ(アフリカ系移民)をテーマにした作品を「ブラック・バルーン・アーカイブ」としてまとめて、モノクロとカラーによるダイナミックなドキュメンタリー写真は、黒人の複雑なアイデンティティを描き出しています。彼女の作品は、ありがちな決まり文句をすべて否定し、彼女が撮影する「被写体」が自分の姿をどのように映るべきかを自ら決めることができることを表しています。
「私が興味を持っているのは人間です。どこにも表現されていない人たちです」
リズ・ジョンソン・アルトゥール
授賞式では、リズ・ジョンソン・アルトゥールが「ウーマン・イン・モーション」ポッドキャストにエピソードを収録し、マイノリティや黒人の表現について考えを深めるよう訴えました。ジェラルディン・サラティアとの対談では、対話として解釈される彼女の写真に対するビジョンが語られています。リズ・ジョンソン・アルトゥールは、被写体が "良い仲間 "であるという倫理的なアプローチをとっています。是非お聴きください。