ケリングはグループ全体で完全なカーボンニュートラル化を実施

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    サステナビリティ
    2019年9月22日日曜日

    ケリングはグループ全体で完全なカーボンニュートラル化を実施

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    ケリングは、自社の事業活動および全サプライチェーンを対象にグループ全体で1カーボンニュートラル化を実施 します。サステナビリティへの長期的な取り組みの次のステップとして、ケリングは 2018 年からのグループ全体の 年次温室効果ガス(GHG)排出のオフセットを最優先課題とし、GHG 排出の回避、そして完全な削減を目指し ます。

     

    ケリングの取り組みは、2011 年から確立された、GHG(温室効果ガス)プロトコル2のスコープ 1 と 2 の範囲内で あった年次オフセット・アプローチをさらに拡大したものです。ケリングは原材料が産出されるサプライチェーンの 上流まで遡り、グループ全体の GHG 排出を分析するために先駆的な環境損益計算書(EP&L) 3を活用してい ます。この包括的なデータによって、ケリングのグループ・ブランドは、排出を効果的に回避し削減するための 独自のサプライチェーンへの取り組みや効率化を目指すプログラムを導入することができました。さらに、ケリング は、2025 年までに自社の事業活動および全サプライチェーンに関連する GHG 排出を 2015 年のデータを ベースラインとして、その 50%の削減を達成する為の科学的根拠に基づく目標(SBT イニシアチブ認可済み)に 対する取り組みを設定しました。次のような重要なサステナビリティに関する取り組みが既にグループの SBT を サポートしています:

    • SBT 削減目標全体の 20%以上を達成するベスト プラクティスとサステナビリティ要件の概要が記載 された、原材料と製造プロセスに関するケリング独自の基準を導入します。
    • グループの事業活動における更なるエネルギー効率の向上に注力し、2015 年以降の、グループの 店舗の炭素強度を 30%削減します。
    • グループ全体で再生可能エネルギーの使用を 100%にするために、同エネルギーへの変換を促進して いきます。これによって、エネルギー消費の 100%が再生可能となる国が 7 か国が以上となります。 現在 GHG プロトコルのスコープ 1 および 2 の範囲内で実施されているのはヨーロッパ全体で 77%、 グループ全体で 67%となっています。
    • 主軸となる製造効率と革新的プログラムを採用しています。たとえば、織物工場向けの「クリーン・バイ・ デザイン」プログラムは、年間 12%の CO2 削減につながっています。
    • 同業他社との協力のもと、ファッション協定4を通じてファッション業界の脱炭素化を支援できる取り組み とソリューションをサポートしています。

     

    ケリングでは、サプライチェーン全体のフットプリントを回避および削減するこれらの取り組みを、引き続き優先 課題として注力していきますが、現在、GHG プロトコルのスコープ 3 において残存する排出も年次ベースですべ て相殺しています。2018 年では EP&L の結果として公開されているように、グループ全体の残存 GHG 排出の 合計は CO2E 約 240 万トン5になります。オフセットは、重要な森林と生物多様性を保全し、地域社会の生活を サポートする、REDD+ プロジェクトを通じて引き続き達成されていきます。ケリングが長年に亘って生物多様性の 保全を優先した結果、2018 年のオフセットは世界中の 200万ヘクタールの重要な森林に相当します。森林は炭 プレスリリース 2019 年 9 月 24 日 2/2 素吸収源として機能し、これらの森林の保護は大気からの炭素の除去をサポートし、気候変動の緩和に役立ち ます。

     

    「気候変動に関して言えば、もはや実際に行動するのを待っている猶予は無くなりました。私たちは皆、ビジネスを 発展させるだけでなく、全体として発生する GHG 排出を計上する必要があります。ケリングは、すべての事業活 動およびサプライチェーン全体でグループとして完全にカーボンニュートラル化を達成することを約束します。 SBT を達成するために GHG 排出を回避および削減することに注力しながら、残存するすべての排出を相殺し、 世界中の重要な森林および生物多様性の保全を支援します」とケリング会長兼 CEO であるフランソワ=アンリ・ ピノーは述べています

     

    ケリングについて

    ケリングは、ファッション、レザーグッズ、ジュエリー、ウォッチ製品を扱うブランド、およびケリングアイウエアを擁する グローバル・ラグジュアリー・グループです。傘下のブランドはグッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタ、バレンシアガ、 アレキサンダー・マックイーン、ブリオーニ、ブシュロン、ポメラート、 ドド、キーリン、ユリス・ナルダン、ジラール・ペルゴ。 シグネチャーである、«empowering imagination イマジネーションをその先へ»のとおり、ケリングは想像力を伸ばし、 明日の ラグジュアリーを創造することで、ブランドがその可能性を最もサステナブルな方法で実現するよう後押しして います。

     

    お問い合わせ先

    Emmanuelle Picard-Deyme              + 33 (0)1 45 64 61 87    emmanuelle.picard-deyme@kering.com
    Mich Ahern                 + 44 (0) 7984 684 454        mich.ahern@gmail.com

     

    日本でのお問い合わせ先

    株式会社 ケリング ジャパン コミュニケーション&メディア

    産形 利恵 03 3486 2157 rie.ubukata@kering.com

    田村 絵李 03 3486 2249 eri.tamura@kering.com

     

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    1これには、2019 年 9 月 12 日発表済みの、すでに達成されたグッチの完全なカーボンニュートラル化が含まれています。

    2GHG プロトコルは、GHG(温室効果ガス)排出に関する、標準化された国際的なフレームワークです。 GHG プロトコルの 定義によれば、スコープ 1 の排出は、所有若しくは管理する発生源からの直接的排出、スコープ 2 の排出は、購入エネル ギーから発生した間接的な排出、スコープ 3 の排出は、当該企業のバリューチェーンで発生したすべての間接的な排出 (スコープ 2 の排出は含まない)で、上流及び下流で発生した排出すべてを含みます。

    3ケリングが先駆的に使用している EP&L により、各企業の事業活動とサプライチェーン全体における炭素排出、水の消 費、大気と水の汚染、土地の利用、廃棄物の産出を測定し、これらの影響に関連する社会的コストを算出します。

    4 ケリング会長兼 CEO を務めるフランソワ=アンリ・ピノーは、フランス大統領エマニュエル・マクロンより、ファッションとテ キスタイル関連のトップ企業を集め、彼らの業界が環境に与える影響を削減するために、気候、生物多様性、海洋という 3 つの分野において実践的な目標を設定するというミッションを与えられました。その結果として「ファッション協定」が制定 され、この歴史的な取り組みに賛同する世界の主要なファッションとテキスタイル関連企業 32 社が署名しました。同協定 は 2019 年 8 月 26 日にフランスのビアリッツで行われた G7 サミットにて発表されました。

    5これには、2018 年にグッチがすでに相殺した 140 万トンの CO2E が含まれます。

     

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