EP&Lの結果

2023年のEP&Lの結果

ケリング・グループの2023年のEP&Lフットプリントは4億9,800万ユーロでした。なお、その内訳は2つに分かれており、製品のライフサイクルおよび製品化に関連する環境負荷は4億2,900万ユーロで、グループ全体のEP&Lフットプリントの86％、製品とは直接関係のないグループの横断的な業務から生じる環境負荷は6,900万ユーロ、全体の14%となっています。

バリューチェーン（階層1から4）は、グループの製品ライフサイクルおよび製品化に関連する環境負荷の大半を占めており、その割合は84%に上ります。このうち75%は、原材料の生産（階層4）と初期加工（階層3）で発生するものです。一方、製品の使用と製品寿命終了の各段階はそれぞれ、環境負荷の10%と0.1%を占めています。ケリング自体の事業活動に関連する環境負荷、つまり階層0（店舗、タンナー、倉庫、その他のケリングの施設における水資源やエネルギーの消費、廃棄物の排出、および物流活動による負荷）は、グループの製品に関するEP&Lフットプリントの6%を占めています。

温室効果ガス（GHG）排出と土地利用は依然として最も大きな負荷をもたらしている指標であり、グループ全体の負荷の約71%を占めています。これは、ケリング・グループの進捗レポートで提示した、環境に関する優先事項を裏付けるものです。