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ケリングは環境フットプリントを削減すべく、バリューチェーン全体を対象とする意欲的なオフセット・プログラムを継続しています。また、森林や生物多様性の修復・再生を目指すプロジェクトを展開しています。
2011年、ケリングは温室効果ガス(GHG)プロトコル*のスコープ1および2を含むGHG排出量オフセット・プログラムを開始しました。2019年にはさらに一歩進んでこの取り組みの範囲を広げ、自社の活動の範囲内にあるか、あるいはサプライチェーンレベルであるかを問わず、スコープ3のすべてのGHG排出を対象としました。その結果、ケリングは2019年に240万トンの二酸化炭素を相殺しました。
ケリングは、検証を受けたREDD+プロジェクトを通じて、カーボンオフセット・プログラムの目標を達成しています。REDD+プロジェクトは、重要な森林や生物多様性を保護するだけでなく、地域社会の生活も支えています。2019年のオフセット量は、世界の重要な森林の約100万ヘクタールに相当します。
森林は炭素の吸収源であり、その保護は極めて重要です。森林は大気中の炭素の除去をサポートし、気候変動の緩和に役立っています。
森林の生態系を支援し、保護するため、ケリングはサプライチェーンにおいて、古代林や危機的状況にある森林から調達した原材料を用いた製品を生産しないようにしています。また、2025年までに主要原材料のトレーサビリティを100%にするという目標を掲げています。
ケリングの動物福祉スタンダード および 生物多様性に関する戦略 に関する詳細はこちら。
ケリングでは、従来のカーボン・オフセットから、Tier4のサプライヤー(原材料生産者)が所在する地域で可能な限りカーボン・インセットに取り組むプロジェクトを行う方向へと活動をシフトさせ、重点を置く活動の幅を広げていこうと考えています。この新たな取り組みの例として、以下のものが挙げられます:
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)による取り組みの一環として、ケリングは2016年、ファッション業界の40社と共にファッション業界気候行動憲章に署名しました。これらの企業はいくつかのワーキンググループを通じて協働することで合意すると共に、炭素排出量の削減に向けて一連の意欲的な目標を掲げました。
ファッション業界気候行動憲章に関する詳細情報はこちら
*温室効果ガスプロトコル(GHGプロトコル)は、2001年に持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)と世界資源研究所(WRI)によって発表されました。企業、NGO、各国政府によるパートナーシップを基盤とし、国際的な会計・報告基準と気候温暖化に関わる排出量を測定・管理するためのツールを開発することを目的としています。